北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1571】Golan Heights Winery "Yarden" Galilee-Galilaa Chardonnay 2015

 
ヤルデン シャルドネ [2015] ゴラン・ハイツ・ワイナリー
  
 このワインは、イスラエル産のシャルドネ。なんとなく目に留まったので買ってしまったもの。コテコテなんじゃないかと予想しつつ抜栓。
 
 まず、グラスに注いでみると、かなり山吹色側に傾いた黄色っぽい色をしている。なかなか生意気な面構えをしている。で、香りを確かめると、白桃と台所用洗剤の香りがどっかんと来て、その後に、もうちょっと黄色っぽい果物の香りと、蜂蜜っぽさがやってきた。あとはあれだ、フルーツポンチの液体の匂い、ああいう甘い匂いが漂ってくる。
 
 口にしてみると、まさにフルーツポンチのような甘い味わいが口のなかに炸裂、その後に、すこしゴワっとした酸味が口のなかに広がった。酸味にはある程度の苦みと僅かなえぐみがあるかもだけど、一番印象に残る点は、サルディニア産の白ワインにでもありそうな、スカッとしたニュアンスを伴っているところ。あと、百合やヒヤシンスを思わせる、妙にさっぱりしたところがあって、クッキーや蜂蜜やナッツもなくはないんだけど、ムルソーを真似た、というのとは雰囲気がだいぶ違う。
 
 とはいえ、風味が豊かでバリエーションもなかなか、価格を考えればお買い得の部類に入るシャルドネではありそう。これは、また買うような気がする。
 
 ※二日目。苦みを帯びた強いミネラル、です。蜂蜜クッキーと、爽やか&ミネラルがせめぎ合っていて、とても飲み心地が良い。昨日も感じたけれども、サルディニアの、たとえばアルジオラスがシャルドネを作ったらきっとこんな感じになるんじゃないのかな、というような。これは意識しておこう。