北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1744】Etienne Rodier Bourgogne Pinot Noir 2016

 
[2016] ブルゴーニュ ピノ ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ エレーヴ アン フュ ド シェーヌ
 
 このワインは、とっても安い平格ブルゴーニュ。平格ブルゴーニュといっても安いものから高いものまであるわけで、これはすごく安いほう。
 
 見た目は、ほんのり茶色がかった割と普通のピノっぽい赤色。香りは、ほんのりおはぎっぽさとチープなイチゴ系駄菓子の匂いがあって、まかり間違うとボジョレー系と勘違いしそうなやつが来る。あまり豪華な雰囲気ではない。
 
 口に入れると、甘味やチョコレートの風味でたぶらかすことのない、実直なピノ・ノワール。飾り気がなく、ご飯と一緒にやってナンボという感じ。悪くはないけど、そんなに面白いワインでもない。ただ、平格ブルゴーニュ赤としては教科書的ではある。
 
 それでも二杯目になるとかわいらしくて新鮮な果実味が全面に出てきて、単純ながら魅力的なワインに転じてきた。おおう!これは結構嬉しい。価格を考えると、教科書まるかじりで終わってもおかしくないワインなのに、そこにプラスアルファがあって満足できる感じだった。
 
 ※二日目もかわいらしい果実味があって、小さいところでよくまとまっている。もともと大物狙いではないわけだから、これはこれでよくできた品だと思う。割り切った構成の勝利、といった雰囲気。
 
 ※購入時点では1200円を切っていましたが、値上がりしている様子です。