北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1967】Masi Campofiorin 2016

カンポフィオリン 2016 マァジ社
 
 このワインは、イタリアはヴェネト州の大手・マァジ社がつくっている、アマローネの出がらしでつくられるカンポフィオリンというワイン。鼻息は荒いけれどもアマローネには到底およばないワインだったと記憶している。
 
 まず見た目。かなり濃い赤茶色の不透明な液体。香りは、プラム系の香りに加えてタンニンを予感させるインクっぽいやつが来る。雨にけむるような雰囲気があるのは、今日の湿度が高いせいもあるかもしれない。
 
 口をつけると、すごく果実味が濃いのだけど、苦味や渋みも強く、やたら飲み応えがあって果実味バカという感じがしない。濃いところでバランスがとれている。肉料理との相性は良好、とてもいい。このカンポフィオリンは飲み進めると飽きてくることが多いのだけど、今回は意外に持ちこたえている。
 
 ※二日目になって、鉄っぽい力強さと森の下草のような風味を伴ってかなりアマローネっぽくなった。これはびっくり。カンポフィオリンはアマローネの出がらしでつくられるというけれども、今回はあんまり出がらしっぽくなかった。あたり。