北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1973】William Fevre Chile "Espino" Chardonnay Reserva Especial 2018

 
エスピノ・シャルドネ [2018] (ヴィーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリ)
 
 このワインも、シャブリ地区大手、ウィリアム・フェーブルがチリで作っているシャルドネの一種。近い価格帯のワインがあるため、どう違うのかを確かめてみたいところ。ちなみにあちらはスクリューキャップ、こちらはコルクとなっている。
 
 まず見た目。ほんの少し緑色がかった、薄めの白ワイン。見た目だけだと、リースリングとかヴェルメンティーノとか、そういった他の品種を連想したくなる。香りは……こいつは初手からフルーツポンチ、あるいはフルーツの缶詰をひたしている液体のような、すんごい甘い香りがこみあげてくる。それとプリンスメロン。香りはいかにもチリのシャルドネって感じだ。
 
 口に含むと、僅かにプリンスメロンの皮みたいなえぐさを伴った、けれども豊満きわまりない南国系シャルドネの味がする。スクリューキャップのあちらに比べると、こいつはメロン風味が強い。とらえようによってはバニラ香?らしきふんわりとしたフレーバーがあるので、こっちのほうが豊満さの度合いが強いように思われる。あとキュウリ。メロン転じて、サンドイッチに入っているキュウリを連想させるところがある。んー、好みはあちらかなぁ、でも作りの違いが確認できてよかった。