北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2247】Domaine Shadrapa Coteaux de la Medjerda Rouge 2013

ドメーヌシャルトパ ルージュ
 
このワインは、中近東の料理を扱っているお店でリストに入っていた、チュニジア産の赤ワイン。フランクなお店なので、コップと一緒に出てきた。でもそれできっと事足りるのでしょう。
 
見た目は、黒々と濃そうな紫色。香りは、コップに入っていても香ってくるしっかりとした果実系の香り。メルローカベルネソーヴィニヨンでつくられているというけど、両品種の特徴ってのはあんまり感じられない。かわりに、なんか杉とかヒノキではない、別系統の入浴剤みたいな香りが……あっ!これはラベンダーだ。なんと、このワインからはラベンダーっぽい香りが来る。
 
口に含むと、もうびっくりするほどの果実爆弾。はちきれるほどの葡萄感があり、こんなにぱちぱちのワインが2013年産とはびっくりだ。でもって、ラベンダーっぽさはここでも健在で、一種独特の雰囲気を与えている。典型的ワインからはかなりずれているけれども、面白い。でもって羊のレアステーキやらチュニジアぎょうざやらアラビア風シシカバブやらとは良い相性をみせる。これ、ボルドーグラスとかで飲んだらどうなるんだろう? これは、自分のところで買って飲んでみたいワイン。地中海沿岸の羊料理とうまく釣り合っている感じだ。