北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2320】Castello Rueda Verdejo 2019

 
カステロ ルエダ ベルデホ 2019
 
この白ワインは、スペインでつくられているベルデホ種のもの。基本、ベルデホはスペインの白ワイン品種としては手堅く、それでいて安いってイメージがある。今回、料理用白ワインに半分回す前提でこれを飲むことにした。
 
まず、色。思ったよりも金色チックな色をしている。まっしろしろではない。香りは、初手では落雁のような、なんだか和菓子っぽい甘い香りが目立ったけれども、すぐにその下から柑橘の予感がおずおずとせりあがってくる。このワイン、和菓子っぽさは小手先で本態は柑橘ではないか。
 
口に運ぶと、意外にもリンゴがきた。柑橘よりも林檎を思わせるぞ。イコールではないけれども、シャンパン系列のシャルドネにありがちな林檎っぽさだと思ったりもする。林檎の芯のような苦っぽさまである。酸味はしっかりしているけれども、これ糖度が高そう。少し飲み進むと、リンゴの芯っぽさ、苦みが少し前にでてきてうざったいと感じる。でも飲めないほどじゃない。たくさん飲みすぎるとしんどくなりそうだけど、比較的少量を飲むぶんにはそう悪くない感じ。残ったものは料理用として活用される予定。