ドメーヌ・デュ・グラン・クレス コルビエール クラシック
※リンク先は同じメーカー・ほぼ同格のようですが少し内容が異なります。
このワインは、フェリシティーさんの赤ワインセットについていた、なんだかパクリものみたいな名前を連ねた赤ワイン。「ドメーヌ・デュ・グラン・クレス」ってなんだ。まるで非ーフランス語圏の人をだまし討ちするみたいな名前に見えるじゃないか。アダージョという固有名称もなんだか俗だ。心配なので真っ先にこれを飲んでしまうことにした。ちなみに今日の相方はハッシュドビーフ。
見た目はあまり特徴的ではなく、まあ普通に赤ワインしている。やや青紫がかっていて不透明さがある。香りはお線香っぽさから始まり、熟れたプルーンみたいな濃い果実系が混じる。こういうのはどうなんだろう。
口に含むと、お線香から杉の木みたいな香りを連想する。コーヒーっぽいコクを覚えた瞬間もあったけどそれは過ぎ去り、じゅくじゅくしたブラックベリーのジャムみたいなやつが来る。お線香～杉の木っぽさがワインに背筋を与えていて、コーヒーっぽさが濃さを与えて、ジャムが親しみやすさを与えていて、それでいて酸味も結構すっきりしっかりしている。これはこれでよくできているワイン。
※翌日はお線香っぽさに少し薔薇香料的なニュアンスが加わり、反面ワインはちょっと軽くなった。こっちのほうが好きかも。
