北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

ワインの記録が2500回を越えた

 

 
ワインの記録が2500回を越える直前の8月6日、我が家の中華セラー二号が息していないことに気づいてしまった。このセラーの様子は二日前に点検したばかりで、そのときは息をしていたので、24時間程度、なかのワインが夏の室温に晒されていたと考えられる。実際に点検してみると、ワインがぬるくなっていて、三本のワインに吹きこぼれを疑うサインがみられた。大規模な吹きこぼれではないけど、吹きこぼれているには違いないのでこれはアウトだ。吹きこぼれていたのは、ミシェル・ゴヌーのポマール一級グラン・ゼプノ 2014ガニャールドラグランジュのヴォルネ一級シャンパン 2019、 ロベール・シュヴィニョン ニュイ・サンジョルジュ ブースロ 2019。そのほか、フランソワ・カリヨンのピュリニーモンラッシェ一級とジャン・グリヴォーのムルソー一級ぺリエールなどが被災した。かつて、これらのワインは我が家のブルゴーニュワインフロントラインにおいてハイローミックスのローを担当していたけど、高騰のあおりを受け、被災は十分に痛い……。
 
このなかでは一番痛みやすそうなフランソワ・カリヨンのピュリニーモンラッシェ一級をまずは開けてみたところ、コルクは完全にべとべとになっていて被災は間違いないことが判明したけど、ワインそのもののダメージは比較的軽く、まだ十分に楽しめるものだった。とはいえ長期保存に適するものではなくなったので、吹きこぼれた三本の赤ワインについては、早飲みの対象として、この夏のうちに処分してしまうことにした。中華セラー被災はこれで二度目なので、いい加減、もっとまともなセラーを用意して繊細なワインがおさまるスペースをもうけたいのだけど、まともなセラーはえてして場所をとるため、なかなか決断が難しい。しかし、そろそろ決断を先延ばしできない感じにはなってきた。高級ブルゴーニュワインはもちろん、そうでないブルゴーニュワインやイタリアワインでもいつ吹っ飛ぶかわからないセラーに預けられる状況は去った。曲がり角って感じだ。