北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2501】E.Guigal Cotes du Rhone Blanc 2018

 
コート デュ ローヌ ブラン[2018]ギガル
 
このワインは定期的に対峙しているギガルの白、その一番ベーシックなやつ。ベーシックでもおいしく、飽きないのは素晴らしいことだ。お買い得なので安くて美味いワインが欲しい人にはおすすめ。
 
まず色。ちょっとオレンジ色がかったような白ワインで、香りとしてパパイヤや黄桃みたいな香りがガンガン来る。好き嫌いはあるかもだけど、夏にトロピカルな香りはよく似合う。口に運んでみると、飴みたいな甘みを伴った、白ワインとしてはかなりこってりした内容だ。ここでもパパイヤみたいな風味が幅をきかせていて、よくフィットしている。このワインに難点があるとしたら、酸味がちょっと弱い点かもしれない。こってりしていて風味も良いがために、酸味の弱さによってワインの重心が不安定、腰がふらついている。その欠点を差し引いても、値段を考えれば風味の豊かなワインだ。酸味を期待せず、パパイヤや黄桃のニュアンスが嫌いでない人にはまったくおすすめできるやつだ。