北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2511】E.Guigal Cotes du Rhone Rouge 2018

 
コート デュ ローヌ ルージュ[2018]ギガル
 
このワインは、しばしばお世話になっているローヌ大手・ギガルのベーシックな赤ワイン。安いんだけど手堅くおいしい良いワインだ。2018というヴィンテージは今回が初対面。
 
まずグラスに注ぐと赤黒く実に濃い。光にかざしてもほとんど不透明な濃さだ。甘い香りと酸味を予感させる香り、それからあんこみたいなのがにおいの第一印象。
 
口に運んでみると、苦みがぐわーんと口に広がり、そのうえでミルキーで甘い味がくっきりと。前回2016ヴィンテージと比較すると、果実味より苦みが前に出た、ちょっと違ったつくりになっている。苦みは鉛筆みたいだ。これはヴィンテージの性質によるものだろうか? 後味からじわじわと酸味が来て、このワインが濃いだけでなく酸味のしっかりした赤ワインであることを思い起こさせる。決してまずくないけど、いつもと路線が違う感じで少し戸惑う。もっとバランスファイターだった気がしたのだけど?