北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2572】Clean Skin Riesling "Waipara" 2021

 
クリーンスキン(ノーラベル):[2021]リースリング "ワイパラ"(
  
この品は、無名だけどおいしいニュージーランドのバルクワイン、クリーンスキンシリーズのリースリング。以前に飲んで結構おいしかった記憶があるので久しぶりにやってみることにした。価格は相変わらず控えめ。上掲リンク先でなく、普段あまり行かない酒屋さんで見かけて買ってみた。
 
グラスに注いだ見た目は緑色がかったうすーい色合いで新世界リースリングとして矛盾しない。香りは、青系の花を連想させる気持ちのいいにおいがぶわーっと。オイリーでもあり、台所洗剤的でもある。いい香りだ。バナナはここには入っていない。
 
口に運ぶと、どこか野趣のある、苦みと酸味のしっかりしたワイン。オイリーさが舌ざわりにも反映されているのか、ぺたぺたと豊満さのあるワインだ。でもある種のピノ・グリみたいな空洞感には遠く、酸味のおかげで随分救われている。鮭やお味噌汁、根菜と鶏肉の空揚げといった日本っぽいご飯にも、白米はさておいておかずとはよく合っている。苦み、それから意外にもちょっと立体的っぽさすらあって、結構いけているリースリングだ。バルク品なのにつまんないと思わず半分飲んじゃいました。明日がバタバタのコンディションでも、これはもう合格です。
 
※二日目。少し単純になったけれどもリースリングとして飲めるレベル。新世界安リースリングは飲める部類だとは思うけれども、これだけ飲めれば立派。コスパワインだと思います。