北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1773】Clean Skin Riesling "Waipara" 2016

クリーンスキン(ノーラベル):[2016or2017]リースリング "ワイパラ"
 
 このワインは、ラベルが最小限の、バルク品っぽいニュージーランド産のリースリング。見たことも聞いたこともない。さて、なんでしょうか。
 
 見た目は本当に普通の白ワイン。シャルドネの大半に比べて薄い色をしている。香りは、初手ではライチっぽい甘い香りがぶわっと来た。辛口リースリングではこういうタイプもなくはないけれども、かなり香りが強いほう。その奥から花畑のいい匂いが。
 
 口に入れると、たっぷりたぷたぷオイリーな口当たり。すんごくべっとりしていて、ライチっぽい甘さに加えてグレープフルーツっぽい苦み、でもって後味もねっとりとしている。それでいて爽やかなのはさすがの辛口リースリング。飲み進めると、菖蒲の葉のような匂いやスパイシーな刺激が加わって、この価格帯のリースリングとしては破格の内実。たとえばアルザス産でこのクオリティを求めたら2000円はくだらないように思う。雑味も感じられず、終始美味。これは良い買い物をした。
 
 ※二日目は、香りと味の強さがいくらか失われた。悪いというほどではないのだけど。でも、飲むなら断然初日。