サンテロ ピノ・シャルドネ スプパンテ(ハーフサイズ)
五月が間近になったせいか、風呂上がりに暑さを感じるようになってきた。あまりにも暑くてくたびれていたので、一番安いスパークリングワインについつい手を伸ばしてしまった。シャルドネ50%、ピノビアンコ50%の、定番安物スプマンテ。
コルク栓がかなり堅くて抜きにくかったが、ぐいぐいと頑張ってようやく開栓。グラスに注いだ時の泡のキメの粗さと、立ち上る泡のゴロゴロとした感じは、やっぱりシャンパンには及ばない。色も薄く、限りなく透明に近い。色に喩えるなら、#ffffccぐらいの色。しかもグラスに注いで暫くすると、キメの細かい泡がシナシナと立ち上るような、そういう勢いになってしまう。
ここまで書くと悪口ばかりになってしまうが、香りはかなりいい感じ。久しく嗅いでなかったタイプで、語彙にうまく出来ないけれど、楽しみな匂いが最初にフワッと襲ってきた。味も、アッサリしてはいるけれども、なんだ全然おいしい。葡萄っぽさもしっかりしているし、爽やかな苦さ。もともと、余韻とか複雑さとか円やかさを期待して購入したわけではないので価格を考えれば全然オーケー。これから先の、暑い季節の風呂上がりにはこの一本で十分。安さに任せて風呂上がりのたびにやりたいが、そんな事をしたらデクデク太ってしまいそうだし、さすがに風呂のたびに呑んでいては高くつくので、今日だけの贅沢ということで。