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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1520】Georges Lignier et fils Morey-Saint-Denis Premier Cru Clos des Ormes 2012

 
ジョルジュ・リニエ モレ・サン・ドニ 一級 クロ・デ・ゾルム
 ※ヴィンテージにご注意ください
  
 このワインは、高騰いちじるしいコート・ド・ニュイの一級としてはえらく安い価格(購入時4600円!)だったもの。ヴィンテージは2012年なので、あんまりよくないような気がする。さてどうでしょう。とりあえず抜栓して二時間ほど放置してから。
 
 まず見た目。ピノ・ノワールとしては薄い部類の色をしていて、本当にコート・ド・ニュイの赤ワインなのかと驚くような、朱色~オレンジ色がかった透明がかった色。ただ、香りは気合が入っていて、霧のなかでローソクとチョコレートとがぶわーっと吹き上げるような、すばらしい香りがやってくる。
 
 口をつけると、ビターでバターなコクのある味わい。おおっ、こういうノリはコート・ド・ボーヌにはあんまり無いような気がする。ただ、ヴィンテージのせいか作り手のせいか、ちょっと薄い口当たりではある。とはいえ、アセロラまではいかないけれども淡い感じの、それでいて口当たりの良い果実味は上品と感じられる。コート・ド・ボーヌの同価格帯赤ワインだと、もう少しアセロラっぽい味に転びそうなところを、こいつはそこまではいかないような。そして、しばらく飲み進めると果実味の充実感、力強い手応えが感じられてきて、おお、さすがの貫録。完全無欠なワインではないとしても、価格を考えれば善戦しているというか、わざわざコート・ド・ニュイの一級を買って良かったと思わせる迫力を伴っていてくれてよかった。
 
 ※二日目。ますますトーンの高い香りを漂わせて期待度大。相変わらず、コクのある味わい、酸味が強まってサクランボっぽさが前日よりもくっきりしていて、これもこれで趣深い。かと思えば、飴のようにネットリとした甘い匂いがこみあげてきたりする。なんと、古タイヤのような匂いまで。変化の程度はコート・ド・ボーヌのワインにもありそうな水準だけど、全体的に迫力を帯びた場面が多く、このあたりはさすが。