ジャン・グリヴォー ヴォーヌ・ロマネ 1er レ・ショーム
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まず、見た目は普通のブルゴーニュ。コート・ド・ニュイの赤ワインにしては色が薄いと感じる。もう20年近く経っているからしようがないのかもだけど。香りのほうが、酸っぱい香りがプンと来て、そこに桐の箱がついてきた。ブルゴーニュの熟成した赤ワインとしてはいかにもありそうな感じではある。
口に含むと意外と酸っぱい。乳酸が利いているのか、口当たりにまろやかなところがあるけれども、それでも酸味に鋭さを感じてしまう。さっきのルフレーヴのほうが酸味が円やかで口当たりが良かったと感じる。あと、これは好みが分かれるかもだけど、先日のサヴィニ・レ・ボーヌと比較すると、タンニンが大柄でごついワインだと感じる。
個人的には、このワインよりも先日のサヴィニのほうが好み。もっと小柄で、もっと桐の箱の香りがぷんぷんしていて、人当たりが良いからだ。このワインはあれよりもスケールが大きくて飲み応えもあるけれども、コート・ド・ボーヌ飲みな自分には少しきついと感じた。