北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0217】Gulfi Valcanzjria 2008

ヴァルカンツィリア グルフィ


 
 ヴァルカンツィリア[2008]グルフィ
 
 このワインとは縁があって、三回ほど(一回目)(二回目)(三回目)対峙したことがある。今回はたぶん現在の最新ヴィンテージ、2008年のもの。
 
 グラスに注ぐと、若干濃いめの白ワイン色。少し山吹色成分が入っているような感じ。グラスに鼻を近づけると、香りはあまり強くないけれども、ブドウジュースのような匂いがする。
 
 味は、割と最初はスルスルっと口のなかに入っていくけれども、ほんの少し水飴のような雰囲気を伴っている。そうこうしているうちに、ちょっとずつ鉱質風味な味わいと、ヨーロッパ産の石鹸にありがちな、それとも何か得体の知れない植物の球根で造ったリキュールのような、なんとも言えない匂いが立ち上がってきた!よく楽しめたと思う。
 
 このあたりは、基本的に今まで呑んだヴァルカンツェリアと同じ。ただし2007年のものよりも早い段階で石鹸くさい香りが得られている。甘い葡萄の匂いがかなりはっきり伴っていたのは、今回が初めてかもしれない。
 
 ※例によって、翌日はこのワインの石鹸臭さのようなものが身体から匂ったように感じられた。