北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1738】Les Crouzes V.V. Pays d'Herault Carignan 2016

 
レ・クルーズ V.V.
 
 このワインは、確か何かのワインセットについてきたやつで、カリニャンでつくられている。このカリニャン、自分としては苦手な意識があって、割と後回しにしがち。豚肉のみそ焼きと一緒にやってみることにした。
 
 見た目は黒々とした赤ワインで透明度はすごく低い。蛍光灯に透かしても向こう側が見えないぐらい。香りは、梅系の強いやつがキューンと飛び込んできて、そこに杉っぽい匂いがちょっと付け加わっている。
 
 口に運ぶと、ちょっと土くさい風味を伴った、ミルキー&杉ミントっぽさを帯びた果実味。ピノ・ノワールみたいな雰囲気からはかけ離れていて、メルローに近い雰囲気はあるけれども、果実味の籠り方が情熱的で、たとえばボルドーの赤ワイン寄りではない。南仏産のハウスワインとしてはなんにもおかしくなく、意外に問題なくいただけたと思う。
 
 ※二日目はもうちょっと落ち着いた雰囲気に。ただ、ちょっと血っぽい濃さが前景に出て南仏赤ワインっぽいイメージに近付いたかも。