シルヴァン・バタイユ マルサネ"ランセストラル" 2015
次に出てきたのは、マルサネ。ポマールの後にマルサネって順序が逆じゃね?と思ったのだけど、そうとも言えないのがまた面白いところ。
色はポマールより暗く、若いためか、酸味が溌剌としていてタンニンもかなり生きている。爽やかな……香り? いや、味だけでなく、香りに爽やかな成分がある。これは……香水系ではないか。次に出てきたアンリ・ボノーのシャトーヌフもそうだけど、今回のワインには自分があまり追っていなかった「香水系のエレガンシー」がかなりある。ここまでくるとかなりアルコールが回っていてクラクラしていてメモも不十分なのだけど、マルサネにこういう可能性があるというインパクトはくっきりと記憶に残っている。マルサネはノーマークだったので意表を突かれた。これはポマールより後に出てきてぜんぜん不思議じゃない。