北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2071】Fonterutoli Chianti Classico 2017

 

 
このワインは、トスカーナはキアンティ・クラシコ地方の定番ワインのひとつ。もう何度も何度もリピートしていて、肉と一緒にいただくことにした。
 
まず色合いは標準的なワインレッド。適度に暗く、暗いながらも透明度は保たれている。香りは、イタリア赤ワイン、なかでもキアンティ・クラシコに典型的な、軟膏系の香りとスミレ系を思わせる香りがしっかりと立ち上ってきて、奥から果実の香りも。まさに、このジャンルのワインのど真ん中をゆくような。
 
口をつけてみると、酸味のしっかりした、それでいて果実味の充実したジュワーっとしたワイン。2017年と若いためか、タンニンもそこそこしっかりしている。重たいワインではなく、杉やヒノキを香らせてくるカベルネなどとは雰囲気がだいぶ違う。肉料理とあうのは当然としても、ちょっと単体ではきついというか堅い感じがある。二日目になったら少し飲みやすくなるだろうか。
 
※二日目は、ぐっとワインがほぐれて、甘味と酸味の両方がくっきりするようになった。雄々しさは残っているけれどもワインが親しみやすくなり、ゆったりとした感じ。今回は二日目のほうが女性的で、かつ、表現も豊かだと感じた。