北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2444】Cono Sur Bicicleta Reserva Pinot Noir 2019 (ハーフボトル)

 
コノスル ピノ・ノワール ハーフ 現行
 
見た目はごく普通の赤茶色系で、あまり濃くない。やたら濃い色の増えた本家ブルゴーニュよりもブルゴーニュっぽい色をしている。しかし香りはだいぶ違っていて、プラムというより梅干しみたいな香りがつーんと漂ってくる。口をつけると、梅干しっぽい酸味がまず侵入してくるけど、そこからこみあげてくるタンニンがなかなか強面。コーヒー系のコクも強く、梅干しから連想を誤ってシラー系と間違えてしまうかも、と一瞬思ったりする。ただ、色はシラーっぽくないので、さてブラインドで遭遇したらこれを何と答えるのだろうと思ってしまう。いや、これは案外、ちょっと前に呑んだ日本ワインにも似ているのかもしれない。でもあれは、こんなに梅干しチックなにおいじゃなかったし。ううむ、チリ産のピノ・ノワール、しばらく飲まないうちに不思議飲料と化していた感じがするので、これはブルゴーニュ系のピノと飲み比べ練習をしたほうがいいかも、と思った。