北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2526】Cote Mas Marsanne 2021

 
ドメーヌ ポール マス コーテ マス マルサンヌ 2021
 
このワインはフランスのそこそこ有名な品種であるマルサンヌでつくられた白ワイン。ところがマルザンヌ、これまでノーマークだった。だってイタリアには有望土着品種がたくさんあるし、フランスはシャルドネを相手取るのに手いっぱいだったからだ。そのフランスのシャルドネが購入不能になってきたので新規開拓の一環として少しずつやっていくこと。
 
色合いは普通の白ワインで、そこそこ黄色で、若干緑色がかっているかもしれない。香りは照り照りとした、ちょっと炒ったナッツみたいなのが来てうまそうだぞ? 転じて、さわやかな花束みたいな香り、それからミントっぽいスッとする奴も来る。これもうまそうだ。 
 
口をつけると蜜っぽさを伴い、うるおい・瑞々しさがたっぷりあって旨みを伴う。我が家で既知の品種では、ヴェルメンティーノとリボッラ・ジャッラを足して二で割ったような雰囲気だろうか。ミントっぽさに少しくどさを伴うかもしれないが、気になるほどではない。飲み進めると、やや水っぽい雰囲気に変わってきて、炭酸水みたいな鉱質っぽさを伴うようになる。安ワインだからそれは文句いいっこなし。照りっとした風味とうるおいがあって、炭酸水+ミントで爽やかさもある、いいワインだ。マルサンヌの上位クラスを楽しみにしてみたい。
 
※翌日は少し普通になってしまった。ミントのアクセント、ナッツみたいなうまさがちょっと引っ込んだからだ。でも初日がうまかったのであって二日目が不合格ってほどでもない。