北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2559】Bodegas Gabarda Gabarda Uno 2021

 
ガバルダ 1 (ウノ)[2021]年 ボデガス ガバルダ元詰
 
このワインは、ピーマンの肉詰めのために駆り出されたあまり高くないスペインワイン。ちょうど料理用赤ワインが交代の時期なのでちょうど良かろうと。品種はガルナッチャ(グルナッシュ)とシラーから成っているとされる。とりあえずで試飲はしてみることに。
 
まず香り。とても友好的な、甘めの梅系フレーバー。梅系線香、というほど人を突き放した感じでなく、かなりフレンドリーな香りの構成だ。口に運んでみると、香りと比較して甘酸っぱさの先行する、でもこれはこれで気持ち良いワインだ。このワインは格上のガルナッチャとの対峙の合間に飲むことになったのだけど、こちらの品、安ワインだけど背筋の真っ直ぐしたところがあり、グラス一杯に限って言えば侮りを受けるほどの印象ではない。タンニンも、うるさすぎず少なすぎず、なおかつ口当たりの質感が悪いなんてこともない。こしあんみたいな香りがグラスいっぱいに広がるのも行き届いている。
 
なんだ、これは。デイリーワインとしてぜんぜん合格の水準、料理用赤ワインとしてもばっちり。このワインでつくった肉詰めピーマンもとても良い塩梅でした。