北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1879】Saint Cosme Little Basket Press White (N.V.)

 
サンコム リトルバスケット NV
 
 今回選んだサンコムのリトルバスケットの白ワインは、夏にざっくり飲みたい&香りのしっかりした白ワインが欲しい時向けの品。で、カレンダーを確かめると去年も6月下旬に飲んでいる。自分の嗜好がよくわかるというか、まあこの季節に自分が選びそうなワインではある。
 
 まず、グラスに注いで色をチェック。あまり濃くない、というか典型的な白ワイン色というか、世間でイメージされる白ワインの薄い色合いそのもの。香りは、黄桃と白桃、それからピーマンとキュウリが香り立つ。この地域の白ワインとしてそんなにおかしなやつとも思えない。前回に比べると、肉感的なワインだと感じる。
 
 口に運んでみると、ちょっと苦みのある、けれども白ワインにしてはえらくコクがあるというか、口当たりがしっかりしている。酸味がしっかりしているけれども、それ以上に口当たりがしっかりしている。前回も「肉付きがしっかりしている」と記しているけれども、いや白ワインとしては異例のコクの強さだ。飲み進めると、ネギやニラのような、力強い植物の気配が宿ってきた。典型的なシャルドネとはぜんぜん違うタイプだけど、やはり、このワインは面白い。価格を考えると出色の出来ではないかと思う。
 
 ※二日目も、ネギやニラの風味が強く、口当たりしっかり。やっぱり価格帯以上のいいワインだと思う。