北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2354】Etienne Sauzet Chassagne Montrachet Les Encegnières 2009

 
エティエンヌ・ソゼ シャサーニュ・モンラッシェ レ・ザンセニエール 2019
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
今日はよそで蘭州料理を食べた後、ワインの話をうかがい、ちょっとどうですかと言われて立ち寄った、そんな状況。クミンの利いた蘭州料理の影響下にあるなか、繊細なるソゼのシャサーニュモンラッシェを頂戴することに。
 
まずグラスに注がれた見ためをチェック。うっすらとした色合いでいかにもソゼのシャルドネらしい感じ。好感がもてる。香りは……うう、だめだ、蘭州料理のにおいがする。これは自分由来のものだ。ちょっと爽やかなにおいがするかもだけど、はっきりしない。
 
で、口に運んでみても、初手では蘭州料理で出てきた中国の白酒の風味がまだ残っている感じ。白ワインだ、ということしかわからない。しばらく飲み進めてようやく、ソゼのピュリニーモンラッシェあたりと共通点のあるミネラルな雰囲気と、これがシャルドネとしては軽量であることがだんだんわかってきた。おそらく、ソゼらしさ満点なのだろうけれども、ピュリニーモンラッシェとシャサーニュモンラッシェの違いなど認識のしようもない。もったいない飲み方になってしまった。