北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2379】Domaine Perrot Minot Mazoyeres Chambertin Grand Cru 1998

ペロ・ミノ マゾワイエールシャンベルタン 2015
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
さあ、だいぶアルコールが回ってきた。こうなってもなお、ワインがちゃんと賞味できるものなのか。とはいえ、ここで出てきたのはブルゴーニュの特級。マゾワイエールシャンベルタンは、シャルムシャンベルタンの実質的に一部で、ブルゴーニュの特級のなかでは目立たない。とはいえ特級、どうなんだろう。
 
香りは……うーん、あまり思い出せない。ひとつ前のエルミタージュのインパクトが強くて。メモによれば、ブルゴーニュの赤としては苦みが伴っていて、コクがあり、充実した風味があったとある。とはいえ、このワインのコクは必ずしもコーヒー全開ではなかったと記憶している。で、このワイン、コクがある以上にとても充実した風味で、薄いなどとはちっとも言えない。1998年につくられ、なんでこんなに充実しているんだろう? よく、ブルゴーニュ赤の熟成ワインはなだらかになって、かつおだしみたいな風味が強まって、みたいなイメージがあるけれども、こいつは薄くなっているなんてちっとも思わない、内実の実にしっかりしたワインになっている。比較的近いエリアの、アルマン・ルソーのシャルムシャンベルタンを思い出して比較すると、やっぱりあっちのほうが立派だけど、こと、充実感に関してはこちらじゃないかと思った。